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2020年5月2日

[植物の力]植物のパワーについて|エバーグリーン

以前より御神木の紹介をさせていただいております。そのなかには同じ植物が多く登場するのですが、それには理由があったことはご紹介させていただいたと思います。そして、多くの御神木を調べるとそこにはなんらかの形で薬効を持つことが知られています。今回は、直接ご神木とは離れますが、植物が持つ力についてお話ししたいと思います。

 

花粉症にも効果! ジャバラのパワー

じゃばら

じゃばら

 

(この記事執筆時)花粉症のシーズン真っ只中です。でも、今年はそれだけではありませんが……。そこで注目されているのがジャバラ。柑橘の一種ですが、その果皮にアレルギーを緩和する成分があることからキャンデーやサプリメントなどが商品化されています。実際に筆者も花粉アレルギーで試してみたところ、ある程度の緩和に役立ち毎年リピートしています。ほかに、べにふうき茶、甜茶なども緩和に役立つとされています。

 

植物の持つ抗菌力

日本ではポマンダーというとクリスマスのオーナメントを思う人も少なくないのですが、17~18世紀に多く作られたといわれる匂い玉のことです。作り方は、柑橘類やリンゴなどにクローブ(丁子)をびっしり刺してから自然乾燥をさせるというもの。

ペストが流行したときには、その予防のために伝染病患者と接することの多かった医師や聖職者が持ち歩いていたとされています。日本でもそれに変わるものとして、薬玉、茱萸(ぐみ)袋が知られています。ちなみに、薬玉は読んで字のごとし、ショウブヨモギなど薬草と、クローブやクスなどの香りの強いものを合わせたものを使った香り玉、また茱萸袋にはゴシュユと呼ばれるミカン科の植物が使われていました。

また、いずれも室内などに吊るしたり持ち歩いたりされたようですが、端午の節句(5月5日)に薬玉、重陽の節句(9月9日)に茱萸袋が作られたとされています。今のように各種の消毒剤がなかった時代には植物の持つ殺菌・抗菌作用などを利用し伝染病などから身を守っていたのかも知れません。

薬玉文

薬玉文

 

ハーブ、アロマの力

ローズマリー

ローズマリー

マスクにも

マスクにも

 

アロマセラピーなどに用いられるハーブを中心とした植物から作られるオイル。このオイルにも、種類によって殺菌・抗菌作用があるとされているものも少なくないようです。たとえばお酒の原料としても知られるジュニパー、コアラの大好きなユーカリ、ユーカリ同様にオーストラリア原産のティーツリー、ハーブの代表のひとつローズマリー、ミントなどが知られています。

また、日本にも昔からあるマツやヒノキなどにもその効果が知られています。外出するときに、ハンカチやマスクなどに一滴落とししておくのもいいでしょう。

 

(グリーンアドバイザー・開運文様研究家 ふじえりこ)


 

マスクにも