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2021年6月15日

[映画]園芸関係者なら見ておきたい作品、映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』|バラ科バラ属|エバーグリーン

すでに二度観ました!

久々にステキな映画なのでご紹介します。『ローズメイカー 奇跡のバラ』(5月28日公開、主演:カトリーヌ・フロ)。筆者はとにかく感動しちゃいました!

チラシです

チラシです

 

バラを愛する方だけでなく、映画好きの方もぜひ

「もう、観た!」という方も少なくないと思いますが、まだ観てない方はぜひ。正直、二度観ても新鮮な驚きと感動があり。泣けます、笑えます、そして心がじ〜んとします。チラシにも「咲いたのは、人生でした」とあるように人間模様が中心となる映画ですが、バラはこの映画のエッセンスには欠かすことがないテーマ。これがパンジーやクリスマスローズ、セントポーリアだとこの味は出なかったのでは、と思います。

チラシの裏面

チラシの裏面

 

ストーリーは❓

お話の舞台は倒産寸前のバラ園。テーマはバラの育種(専門の方はいろいろ言いたいこともありそうですが。この作品はフランス最高峰のバラ師が完全監修しています)。

カトリーヌ・フロが演じるのは父から引き継いだバラ園の園主であり育種家のエヴ。新品種のバラ・コンクールに挑戦するものの栄冠は逃してしまいます。そのため、スタッフを雇うことができず苦戦。そんなときに出会うのが職業訓練所(更生施設!)からやってくる元犯罪者を含む三人の労働者たち。とにかく、バラのバの字も知らない、ということで園芸好きなら「わかる!」と思えることをやっちゃってくれます。苦笑せずにはいられないシーンも満載。

エヴは元犯罪者の腕のタトゥーを見て、とある交配を思いつきます。良い親同士をかけ合わせて理想のバラを生み出したい……(なんだか人間にも似ているように思いますが)そのためにあるとんでもないことを思いつくエヴ。正直「えっ!?」と思えることですが、それは映画を見てのお楽しみ。

そして、バラの育種シーンから種をとり大切に育てるという工程をじっくりと楽しませてくれます。もちろん、ハプニングの連続なのですが。そして、バラを育てることしか知らないエヴとこの三人の労働者たちとの心の糸が交差していきます(マジに胸が熱くなります!)。もちろん、美しいバラやバラ業界の一面を見ることも。バラのシーズンの今だからこそ観たくなる作品です。

バラ(イメージ)

バラ(イメージ)

 

これから公開の気になる映画はこれ

さて映画館の予告で気になったのが『食の安全を守る人々』。農薬の大幅規制緩和、ゲノム編集食品の流通といったメディアが伝えない食の裏側とのことです。興味がある方はどうぞ!

 

(グリーンアドバイザー・健康管理士一般指導員 ふじえりこ)


 

チラシです