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2015年12月8日

臭くておいしい銀杏の話

初めまして。エバーグリーン編集部のたなかです。

忙しい毎日、取材の合間に訪れる公園で出合う木や草、花に心癒やされています。

イチョウ

イチョウ

昨日、近くの公園を通りかかると、鳩がイチョウの落ち葉の上にたくさん集まっていました。何かあるのかと近づいてみると、銀杏をついばんでいます。なんとグルメな鳩だこと。鳩も銀杏が好物なのでしょうか。その姿を見ながら、高校時代を思い出しました。

銀杏拾い

銀杏拾い

私の通っていた高校の校庭には、大きなイチョウの木がありました。秋になって、どこからともなくあの銀杏の臭いが漂ってくると、体育の授業は、銀杏拾い。ゴム手袋と割箸を渡されて、黙々とビニール袋に銀杏を入れてたものです。間違って素手で銀杏を触ってしまうと、かぶれてしまい、かゆくてたまらなかったのを思い出します。剣道部や柔道部の友達は、拾った銀杏を近くの料亭に売って、部費の足しにしていましたっけ。今では考えられないくらい、のどかな時代でした。

でも、私が拾った銀杏はどこに消えていたのでしょう? ときどき、「持って帰るか?」なんて、先生に聞かれたけれど、目の前の強烈な臭いの銀杏と茶碗蒸しに入っているおいしい銀杏がどうしても結びつかず、いつも丁重にお断りしたものです。もしかしたら、とってももったいないことをしていたのかもしれませんね。

 

<銀杏あれこれ情報>

やっぱり、臭いとの戦いなんですね。来年は挑戦してみよう……と思います。

中毒物質が含まれている銀杏を食べ過ぎると中毒症状を起こすことがあるようです。成人の摂取目安は、1度に20〜40個。おいしいからといって食べ過ぎにはくれぐれもご用心!

王道はやっぱり煎り銀杏。ビールのおつまみに最高です。

私が気になったのはこれ。どんな食感なのでしょう?

東京では、黄色く色づいたイチョウが散り始めています。そろそろ秋も終わり、本格的な冬の到来でしょうか。今年は、インフルエンザだけでなく、ノロウイルスも大流行の兆しとか。うがい、手洗いは欠かせませんね。


銀杏拾い