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2018年5月18日

[ミヤマカラマツ]西沢渓谷の至るところで自生しています|キンポウゲ科カラマツソウ属|エバーグリーン

キンポウゲ科カラマツソウ属で、北海道から九州まで広く分布する「ミヤマカラマツ」を紹介します。山地帯上部~亜高山帯下部の林に生える多年草です。

日本のカラマツソウ属は約20種で、カラマツソウハルカラマツアキカラマツニオイカラマツエゾカラマツ等があります。

貞泉ノ滝上流のミヤマカラマツ

貞泉ノ滝上流のミヤマカラマツ

三重ノ滝上流のミヤマカラマツ

三重ノ滝上流のミヤマカラマツ

 

  • 全体に渡って毛や腺毛はなく、茎の長さは30〜80cmでその先で枝がまばらに分かれます。
  • 根出葉(根元に付く葉)は1個で複葉です。
  • 2〜3回3出(1本の柄から2~3本に別れ、3枚葉が付くこと)の形をしており、長い葉柄があります。
  • 小葉は薄く長さは1.5〜8cmです。
  • 一方、茎葉(けいよう)は2〜3個付きますが根出葉に比べて葉柄は短く葉身も小型です。
ミヤマカラマツの花

ミヤマカラマツの花

散房状に咲くミヤマカラマツの花

散房状に咲くミヤマカラマツの花

 

花序は散房状といって、上の写真のように各花はほぼ平面状に並ぶように咲きます(下側の花柄が長く、上に行くに従って短くなるからです)

花(寄り)

花(寄り)

花(寄り)

花(寄り)

 

  • 花は白色(淡紫色を帯びたものも)で、径は約8mmです。
  • 倒卵形の萼片(がくへん:長さ約2.5mm)は4〜5個ありますが花期には落ちてしまいます。
  • 雄蕊(おしべ)は多数あって、花糸は上半分が倒卵状に広がります。葯より広く葯隔(やくかく)は突出しません。

和名は花の形をカラマツの葉に見立ててつけられています。

西沢渓谷コ-ス沿いの至る所に自生していますので、すぐに見つけられると思います。

 

山梨市森林セラピー推進協議会 森林セラピスト / 四十物治夫(あいものはるお))

 


ミヤマカラマツの花