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2016年4月5日

春の花には黄色が多い!?

こんにちは。エバーグリーン編集部のたなかです。

三寒四温の言葉どおり、暖かいと思ったら急に冷え込んで……。でもそれを繰り返しながら、春は確実に近づいています。

今からずっと昔のこと。小学校の理科の時間に、先生が「春には黄色い花が多いのよ」と教えてくれたことを思い出しました。フリージアナノハナチューリップスイセンタンポポ……。確かにこの季節、あちらこちらで黄色い花を見かけます。寒い色の少ない冬が終わりを告げるころ、ビタミンカラーである黄色い花を見かけると、元気をもらえるようにも感じます。

フリージア菜の花チューリップスイセンタンポポ

 

さて、小学校の先生の話の記憶を辿ってみると、春に黄色い花が多いのは、確か、虫と花との関係にあったような気がして、ネットで調べてみることにしました。

花は種子生物ですから、種を形成して次世代に繋げるためには、受粉が必要になります。その花粉を運ぶのは虫たち。虫の力を借りて、子孫を残していくことになります。そのために、花は匂いや色で、虫たちを惹きつけます。春に活動を始める虫は黄色いという色に敏感であるとか。私たち人間の目には黄色く映る花たちは、実は、単眼である昆虫には、短波長の青、紫に映っているともいわれています。

そういえば、カメラマンの山田隆彦さんと新宿御苑を歩いたとき、フクジュソウは、花びらの中心に太陽の光を集め、熱を上げることで虫たちを誘っているとおっしゃっていましたっけ。

福寿草

私たちの目を楽しませてくれる花も、生き残っていくために苦労しているのねなんて思った春の日でした。