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2018年11月17日

[ポインセチア]冷やすな ポインセチア|トウダイグサ科トウダイグサ属|エバーグリーン

あっという間に赤・緑・白のクリスマスデコレーションが街を覆い尽くしましたね。「みんなイベントごと好きだなあ!」とぼやきつつ、ふれあい植物センターでもせっせとクリスマスツリーを飾っています。このシーズンの定番植物の一つがポインセチア

でもみなさん、寒くなってくる時期に売り出されるから寒いのが好きな植物だと思っていませんか?

いえいえどっこい、ポインセチアは寒さが苦手な植物なのです。そんなポインセチア栽培のポイントを紹介しましょう。

ポインセチア

ポインセチア

 

そもそもポインセチアの原産地はメキシコの山地。しっかり雪が降るような場所が故郷ではありませんから、寒さに弱く最低温度10℃以上が必要です。日本では露地植えにしたりビオラパンジーチューリップの球根などと寄せ植えにするのには向いていません。雨の当たらない屋根の下なら、どうにか持つこともありますが、冷え込みが厳しくなると葉先がチリチリに萎えて枯れてしまうことも多いのです。ポインセチアを置くには室内のよく日の当たる場所が良いでしょう。

ポインセチア

 

またポインセチアは水枯れが苦手です。用土がカラカラに乾いてしまうと、一気に葉が落ちてみすぼらしい姿になってしまいます。水枯れを防ぐために、植木鉢自体が、下に水を溜めて底から吸い上げる底面吸水型の鉢になっていることもあります。室内で管理するとエアコンの風などで乾燥しがちです。一日一回は必ず用土の湿り気を確認して、鉢底から水が流れ出てくるまでしっかり水をやりましょう。

ポインセチア

 

そのとき大切なのが水のやり方です。ポインセチアの鮮やかに色づいた花弁に見える部分は実は葉の一部。花はその葉の集まった中心にある白と黄色の小さな粒のような部分です。その粒の部分に水が溜まると葉全体が腐りやすく、傷むのが早くなってしまいます。水をやるときには必ず、根元にだけ水をかけて葉を濡らさないように気を付けてください。

ポインセチア

 

置き場所と水遣りに注意すると、ポインセチアは驚くほど長持ちします。最近は赤や白色だけでなくピンク色や八重のものなど種類が豊富ですので、ぜひ挑戦してみてください。

 

渋谷区ふれあい植物センター 宮内元子

ポインセチア