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2019年5月14日

[アジサイ]花めぐり5月号|園芸通信|エバーグリーン

アジサイ

梅雨になり、せっかくの休日が雨降りだと、お出掛けするのがおっくうになります。そんな季節に、雨にぬれてこそ鮮やかに咲く花、アジサイです。梅雨=アジサイとカタツムリ、というイメージが定着して久しいですね。日本原産のアジサイは、欧米でゴージャスな鉢物のハイドランジアとして改良され、里帰り後は日本でも数々の新品種が生まれています。以前、アジサイの名所というと、青~紫色のアジサイ(手まり咲きといいます)が多く、次いでピンク、白。そして、ガクアジサイの各色といったところでした。近年は小型のヤマアジサイや北米原産のアナベルを含む、さまざまな色形の品種が、各地の名所で梅雨時に彩りを添えるようになりました。ここではアジサイの株数が多くて、かつ、さまざまな種類、品種のアジサイが楽しめる名所をご紹介いたします。

 


 

開成町 あじさいの里

水田を背景に美しく映えるアジサイ

水田を背景に美しく映えるアジサイ

1977(昭和52)年6月、開成町の花にアジサイが制定されました。翌年から実施された圃場整備により、農作業にはとても便利になりましたが、施工前の自然の景観が失われてしまいました。そこで、今までのアジサイの名所にはない田園風景をつくろうと、水田周辺の農道・水路沿いに約5000株のアジサイを植栽しました。対象面積は17ha、植栽延長は10.6kmに及びます。田植え直後の緑一色に染まった田園と、アジサイの花が虹色に咲き誇る「あじさいの里」が誕生しました。1988(昭和63)年に、「あじさいの里」を会場にした第1回開成町あじさいまつりを開催し、今に至ります。開成町の住民が一株一株大切に育てたアジサイの晴れ姿を、開成町あじさいまつりでお楽しみください。

「七変化」の別名どおり、色とりどりに咲く

「七変化」の別名どおり、色とりどりに咲く

色鮮やかな青のガクアジサイ

色鮮やかな青のガクアジサイ

爽やかな白と緑で人気のアナベル

爽やかな白と緑で人気のアナベル

開成町から生まれたオリジナルアジサイ「開成ブルー」

開成町から生まれたオリジナルアジサイ「開成ブルー」

 

開成町 あじさいの里 施設概要

〒258-0021
神奈川県足柄上郡開成町吉田島23
電話番号:0465-84-0317(開成町あじさいまつり実行委員会事務局)

  • 休園日:なし(開成町あじさいまつり2019は、2019年6月1日(土)~9日(日)の開催)
  • 開園時間:終日
  • 入園料:なし
  • 駐車場:周辺に有料臨時駐車場あり(開成町あじさいまつり期間中)
  • 見ごろ:6月上~中旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)

 

開成町 あじさいの里

 


 

東京サマーランド あじさい園

最大の見どころである「アナベルの雪山」

最大の見どころである「アナベルの雪山」

「1日では遊び切れない」ほどの広大な敷地に、さまざまなレジャー施設を擁する、東京サマーランド。その一角にある、「わんダフルネイチャーヴィレッジ」は、「自然と癒し」をテーマにしたドッグパークが中心のアウトドア複合施設。そのまた一角に、「あじさい園」があります。最近は開花時期にテレビなどで報道されることも多くなりました。約60品種、約15000株のアジサイの群生は見応えがあり、なかでもエリアを代表する「アナベルの雪山」は圧巻。緑色から純白に変化するアナベルが、山の斜面を埋め尽くします。最近普及してきた「ピンクアナベル」や、普通のアジサイの品種も多数。同時期に咲くユリも楽しめます。毎年、開花期間中には「あじさい観賞」として日替わりのイベントも開催されます。

気持ちのよいハイキングコース

気持ちのよいハイキングコース

まだ大規模な植栽場所が少ない、「ピンクのアナベル」

まだ大規模な植栽場所が少ない、「ピンクのアナベル」

同じころに開花するユリも美しい

同じころに開花するユリも美しい

隣接するドッグランと2色のアナベル

隣接するドッグランと2色のアナベル

 

東京サマーランド あじさい園 施設概要

〒197-0832
東京都あきる野市上代継600
電話番号:042-558-5861(わんダフルネイチャーヴィレッジ)

  • 休園日:火曜日(祝日、アジサイの開花シーズン中は開園)
  • 開園時間:10:00~17:00
  • 入園料:大人(中学生以上)600円、小学生300円
  • 駐車場:有料駐車場あり
  • 見ごろ:6月中旬~7月上旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)

 

東京サマーランド あじさい園

 


 

下田公園

満開になるとこのボリューム感

満開になるとこのボリューム感

戦国時代、後北条氏の伊豆防衛拠点として築かれた山城・下田城址でもある下田公園。小高い丘の上にあり、下田市街と下田港を一望できます。その広大な敷地を埋め尽くす約15万株、300万輪のアジサイは、まるで万華鏡! アジサイの種類は多く、見事に咲き誇り、訪れた人を圧倒します。園内を巡る遊歩道では「クロジク西洋アジサイ」「ウズアジサイ」「ブルーキング」「ホワイトウェーブ」「アナベル」など、それぞれに名札の付いたアジサイを100種以上見ることができます。延々と続く大輪の花々は、梅雨の雨を受けるほどあでやかに輝き、ひとときの静寂をもたらしてくれることでしょう。毎年、6月1日から30日まで、「あじさい祭」が開催されます。

石畳の遊歩道、散策には快適

石畳の遊歩道、散策には快適

青い空、青い海にも、よく似合うアジサイ

青い空、青い海にも、よく似合うアジサイ

山一面を埋め尽くすアジサイは圧倒的な迫力!

山一面を埋め尽くすアジサイは圧倒的な迫力!

この地域にもともと群生(自生)していたガクアジサイ

この地域にもともと群生(自生)していたガクアジサイ

 

下田公園 施設概要

〒415-0023
静岡県下田市三丁目3-1174
電話番号:0558-22-1531(下田市観光協会)

  • 休園日:なし
  • 開園時間:終日
  • 入園料:無料
  • 駐車場:無料駐車場あり、あじさい祭期間中は臨時有料駐車場あり
  • 見ごろ:6月(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)

 

下田公園

 

 

情報提供:株式会社サカタのタネ

 

 

 


水田を背景に美しく映えるアジサイ