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2020年9月21日

[サツマイモ]お庭レシピ 第25回 サツマイモの葉を食べる|ヒルガオ科サツマイモ属|エバーグリーン

えっ!? 食べられるんだ!!

ジャガイモの葉には毒がある」ってことで、イモは実以外は「毒」なんて思い込んでいる方も多いのでは? 実は筆者もそんなひとりでした。でも、スクスク育っているサツマイモの葉。あまりに美味しそうじゃございませんか。そこで、今回は食せるかどうかきちんと調べたうえでの実食レポートをお届けします。

サツマイモの葉

サツマイモの葉

 

葉も茎も美味しい!

郷土料理のなかにサツマイモの葉や茎の料理が登場します。また、台湾や中国の料理のなかには、素材としてサツマイモの葉や茎が登場しています。ちなみに、サトイモの茎は乾燥させる「芋がら」として知られていますが、サツマイモもサトイモ同様に使うことが可能なんだとか……。サツマイモの茎も食せるなんて驚きです。今までサツマイモを栽培していて葉ばかり茂ってイモが大きくならず残念、と思っていた方にはある意味朗報。そして、葉や茎を今までゴミとして処分していた方はちょっと、いやかなりもったいことをした、と思ってしまうかも!

 

実際に食べてみる!

サツマイモの葉が食べることができるとネットで調べてわかったものの、実際に食べてみるのはちょっと勇気がいりました(なにせ今までは廃棄していたもので)。食するためにまず葉を摘み取り、水洗い、沸騰した湯に葉を入れて3~5分ゆがいて、ザルで湯を切ればOK。筆者の場合は、ゆがいたものを細かく刻んで砂糖と醤油をかけてみました。独特のねばねば感もあるので、納豆や豆腐などと合わせてみるのもオススメかも。

もちろん、適当な大きさにカットしてゴマ油などでサッと炒めて好みの味付けにすることもできます。実際に食してみるとクセやアクは少なく、モロヘイヤ、オカワカメ、ツルムラサキに似た食感でした。また、開発された品種「すいおう」は、茎葉をおいしく食べることもできる品種なのだそうです。

葉はゆがいてザルで水分を切る

葉はゆがいてザルで水分を切る

砂糖と醤油をかける

砂糖と醤油をかける

 

納豆と合せても◎

納豆と合せても◎

 

サツマイモの葉でお茶も

野草茶づくりにハマっている筆者。もしかしたらと調べてみたところ、ありました! サツマイモの葉茶。ということで、今回も葉を乾燥させその後焙じてお茶づくりを。お味のほうはちょっと青臭いですが懐かしさを感じることができました。

 

サツマイモの葉は栄養も豊富

サツマイモの葉でには鉄分、カルシウムなどのミネラル類、さらにポリフェノールやルテインなどの機能性成分、ビタミンE・ビタミンKなどのビタミン類や、食物繊維が豊富なことが知られていますよ。

 

(グリーンアドバイザー・健康管理士一般指導員 ふじえりこ)


 

サツマイモの葉