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2016年8月11日

この夏一鉢は欲しい、蚊を寄せ付けない最強ハーブ蚊連草

以前、なるべく自然の力で蚊を近づけないように、ハーブを使った手作りの虫よけスプレーをご紹介しました。「自然なのはいいけど手作りは面倒」という方には、鉢植えを置いておくだけでいいオススメの植物があります。その植物の名は「カレンソウ(蚊連草)」。ローズゼラニウムレモングラスの異種交配で作り出されたハーブの一種です。

蚊連草の花

カレンソウを置くと、蚊除けになる理由はふたつあります。ひとつは、そもそもカレンソウの香り自体を、蚊が嫌って近寄りにくいということ。もうもうひとつは、カレンソウに含まれるシトロネラールという成分に、蚊のもつ二酸化炭素を察知する能力をマヒさせる効果があること。蚊は、人間の体から出る二酸化炭素に反応して寄ってきます。カレンソウに近づいた蚊は、二酸化炭素を察知できないので人間の体が見つけられず、とまって刺すことができなくなるのです。

 

香りで一石二鳥

カレンソウの見た目と香りは、ローズゼラニウムにそっくり。ギザギザの葉っぱからも、さわやかなバラのような香りがするのが特徴です。風に揺れるだけで、強い香りがします。蚊が嫌がる香りですが、人間にとっては好ましい香りがしてかわいい花も咲くので、玄関や窓辺に置くには一石二鳥です。

わが家では、三つの鉢植えを玄関の周りに置いています。置いておくだけでも蚊は寄らなくなりますが、通るたびに葉や枝に触れて揺らすとより香りが立って効果的。もちろん、殺虫剤ではないのでまったく蚊がいなくなる、というわけではありませんが、わが家では蚊の被害は少なくなったように感じています。

カレンソウ

カレンソウ

 

カレンソウの育て方、注意点はたったの3つ

蚊連草の育て方は、あまり手がかからないのも魅力のひとつ。注意することは、たったの3つです。

  • 日当たりのよい場所に置くこと。蚊連草は、暑さに強いので夏の日当たりのよい場所でも青々とした葉を保ちます。寒さには弱いですが、室内に置けば冬越しできます。
  • 水をやりすぎないこと。土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷり水をやります。乾燥を好む植物なので、こまめにやる必要はありません。水が多すぎると根腐れします。
  • 枯れた葉や花がらは、すぐに摘み取ること。取ったところから新芽が出て葉が増えます。そこからシトロネラールの成分がたくさん出るので蚊除けの効果がアップします。

 

蚊に刺されるのが嫌で、ガーデニングや家庭菜園の作業もおっくうという方は、庭や菜園の周りに地植えにするのもよいようですよ。自然の力でイヤ~な蚊を遠ざけて、夏も快適に楽しめるといいですね。

 

エバーグリーン編集部オススメサイト

  • 蚊連草も挿し芽で増やすことができますよ。

 気に入った花を、枝からどんどん増やすには?「花づくり講座(3)」(エバーグリーン)

  • 虫よけハーブは他にもいろいろあります。

ハーブで防虫対策!お庭に欲しい虫よけハーブ7選♪(iemo)

  • ベトナムでは食べる蚊よけも。その植物とは?

 蚊よけに有効な3つの植物! 植える場所はどこがオススメ?(いざ!安心家族)

 

(エバーグリーン編集部 まえだ)


カレンソウ