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2018年6月2日

[アシタバ]お庭レシピ 第6回 『アシタバ』〜豊富な栄養をいただく|セリ科シシウド属|エバーグリーン

栄養価豊富なアシタバ

アシタバは日本原産の植物です。葉や茎は折ると黄色い汁が出てきます。

実はこの汁はバイオフラボノイドと呼ばれているもので、生息地では民間療法として化膿止めや止血に用いられていた歴史もあります。

この黄色い汁には、ほかにもルチンを始めとする20数種類のビタミンとミネラルなどが含まれているとされています。そのため、最近では青汁として利用され注目を集めているスーパーフードのひとつになっています。

また、アシタバの葉はクリスマスローズと間違われることがありますが、この黄色い汁が見分けにもなります。クリスマスローズは毒性がある植物ですので、アシタバと間違って食べることがないよう注意しましょう。

アシタバ

アシタバ

茎の切り口

茎の切り口

 

多年草の野菜!

アシタバの名は、葉を収穫しても翌日にはすぐに新しい芽を出すことから、漢字で「明日葉」と書きます。一度植えて上手に管理すれば4〜5年は楽しむことができる多年草で、成長した株は春に新芽を伸ばし、6〜9月に花を咲かせ、タネを付けます。

ただし、花を咲かせると株は急速に弱ってしまうので、葉を収穫する場合には花芽は摘み取るようにすることが大切です。

タネや苗から育てることができますが、タネは光を好む好光性種子なので育てる場合はあまり土をかぶせないようにしましょう。水やりは、表土が乾いたらたっぷり水を与えるようにするとよいでしょう。また、葉が黄色くなったらそれは肥料不足の目じるしですので、チッソ分が多い、葉野菜用の肥料を与えることをオススメします。ちなみにアシタバの産地のひとつである八丈島では葉が硬くならないように、肥料切れにならないように管理して育ているということでした。

アシタバ新芽

アシタバ新芽

 

新芽を食べる!

自宅で育てたアシタバは「筋張って苦味があり、おいしくない!」そんなふうに思っている方もいらっしゃいますが、実はアシタバはあのタラの芽同様に新芽や若葉を食べるのが基本。ですので、新しい葉を摘み取って食べると良いでしょう。

調理方法は天ぷらが一般的ですが、面倒な方は熱湯でさっと湯掻いてザルにあげ、緑の美しい色を保つためにサッと醤油か麺つゆをかけ、冷めたら軽く絞ってお浸しにするといいでしょう。もちろん、ゴマ油で炒めたり、味噌汁の具材にしたりしても爽やかな香りを楽しむことができますよ。

料理イメージ

料理イメージ

料理イメージ

料理イメージ

 

 

「お庭レシピ」バックナンバー

 

(写真・取材/グリーンアドバイザー・開運文様研究家 ふじえりこ)


アシタバ