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 秋田県のササは、圧倒的にチシマザサが多くて、平地から1500mぐらいの所まで生えている。ネマガリダケともいい、よく、春、地元の人が細いタケノコを取りに行く。その時、よくクマに出会い、毎日のようにけが人が出る。それで、私もクマよけの鈴を買った。秋田の山は、それぞれ個性があり、駒ケ岳に登った時は、セイヨウネズが山腹を覆い、八幡平に行ったときは、オオシラビソの枯れた枝がかっこよかった。そこにゴマナ、ハンゴンソウも最後の秋の陽を浴びて咲いていた。
 秋田県の中央250mの所に田沢湖というきれいな湖があり、水深が423mもあり、日本一深い湖である。その近くでモミジガサ、カニコウモリの花が咲いていた。両方ともヘソカズラに雰囲気の似た白い花で、なんと、これが、キク科の花で、一方が大きなヤツデみたいな葉で、もう一方は、切れ込みがなかった。
 県南東部にも足を伸ばした。ちょうど、稲刈りのシーズンで黄色く色づいた稲田がきれいだった。秋田の人は、コメを大事に育てるみたいで、稲をコンバインで刈り取り脱穀を一遍ですますのではなく、刈った稲を竿に掛けて、最後の養分を米粒に落として乾燥させている農家も多く見かけた。田のすぐそばに山が迫り、多くの滝があり、カエンタケ、ムラサキナギナタタケなどの不思議なキノコも見た。川の瀬の中の石の上にダイモンジソウが満開だった。ヤマトキホコリという変わった草も生えていた。また、変わった稲が生えているとカメラに収めたのがキッコウハグマで、実だと思っていたのが、つぼみで、白いきれいな菊の花を咲かせるそうだ。咲いたところを見てみたい。