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ツボスミレ

スミレ科 スミレ属

Viola verecunda var. verecunda

〔基本情報〕平地~山地の湿り気が多い場所でふつうにみられる多年草。
地上茎は根元から数多く出て斜め上に伸び、高さ5~25cmほどになります。
葉は幅2~3.5cmの腎臓形~心臓形で、縁に低い鋸歯があります。
葉の裏面が紫色を帯びるものもあります。
托葉は披針形で全縁または少数の鋸歯をもちます。
花は葉腋から直立する花柄の先端につき、径1cm前後、白色で、唇弁の中央に紫色の筋があります。
側弁の基部には毛がはえ、花の後方に2~3mmの短い距があります。
地上匐枝はふつう出さず、花期に根出葉があることも特徴のひとつです。
夏の花は閉鎖花となります。
果実は蒴果で熟すと3裂して、種子を飛ばします。

〔備考〕別名のニョイスミレは、葉の形を仏具の一種「如意(にょい)」に例えたものです。
名前 ツボスミレ (壷菫、坪菫) 、ニョイスミレ (如意菫) 、コマノツメ (駒の爪)
hidden violet
花咲く季節 ? 4月、5月、6月
分布または原産地 ? 日本(北海道~九州)、千島列島、サハリン、アムール、ウスリー、朝鮮、中国
生活型 ? 多年草
生活様式 ? 地生
草丈・樹高 ? 50〜250mm
葉の形 ? 単葉(不分裂葉)
葉の生え方 ? 根生、互生
縁の形 ? 鋸歯
花のつき方 ? 単生
花弁の数 ? 5
花の色 ?
花径 ? 10mm
葉の色 ?
動物との関わり ? 種子にアリの好む物質でできた白い付属体(エライオソーム)があり、アリによって巣まで運ばれることで散布されます。
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