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キリタチヤマザクラ

バラ科 サクラ属

Cerasus sargentii var. akimotoi

〔基本情報〕高さ3~18mになる落葉高木。
宮崎県五ヶ瀬町白岩山周辺のみで見られ、山地上部の石灰岩が露出した急斜面にはえます。
樹皮は暗い紫褐色で、横に長い皮目がめだち、表面が細かくはがれます。
2年目の枝は灰色のロウ質をかぶります。
若芽は明るい紅紫褐色で、展開後しばらくは濃い紅紫褐色をしています。
葉は長さ9~14cm、幅4~8cmの倒卵形~倒卵状楕円形で、先端が尾状にとがり、基部はやや心状となることもある切形です。
葉の縁には先に小さな腺点がある鋭い鋸歯があり、鋸歯の一部は2重になります。
葉の裏面は粉白色を帯びます。
葉柄は長さ2~3cmで毛はなく、上部に蜜腺があります。
葉の展開前か同時に開花します。
花は葉腋に出る散形花序に1~3個つき、淡紅色の5弁花で径3.5~3.9cmです。
花弁は基部がくさび状になります。
花柄はほとんどなく、小花柄は長さ3.5cmほどです。
萼筒は筒状、萼裂片は全縁です。
果実は径1cmほどの球形で、黒紫色に熟します。
オオヤマザクラとは花弁の基部がくさび状になる、葉の鋸歯が2重になるものが多くやや斜上する点で区別されます。

〔来歴〕秋本治により宮崎県五ヶ瀬町の白岩山で発見され、2000年に記載発表されました。個体数が少なく、絶滅が危惧されています。
名前 キリタチヤマザクラ (霧立山桜)
花咲く季節 ? 4月、5月
実のなる季節 ? 5月、6月、7月
分布または原産地 ? 日本(宮崎県五ヶ瀬町白岩山)
指定植物 ? EN:絶滅危惧IB類、日本固有種
生活型 ? 高木
常緑・落葉 ? 落葉
広葉・針葉 ? 広葉
生活様式 ? 地生
形状 ? 直立
草丈・樹高 ? 3000〜18000mm
葉の形 ? 単葉(不分裂葉)
葉の生え方 ? 互生
縁の形 ? 鋸歯、重鋸歯
葉の特記事項 ? 蜜腺
花のつき方 ? 散形花序
花弁の数 ? 5
花の色 ?
花径 ? 35〜39mm
実の色 ?
葉の色 ?
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